天然記念物?「稲の稲架(はざ)干し」
移住プランナーの大湯です。私は農家で野菜や米を作っています。秋は稲刈りが盛んで、あちこちの水田にはコンバインがフル稼働しています。コンバインで稲を刈ると、稲籾だけを収穫して乾燥機で乾かし、モミ殻を取り除いて玄米にして出荷します。

50年前までは、殆どの農家は稲を手刈りして、木と竹で作った「稲架」に架け天日干しをしていました。今では天然記念物化しています。昔の水田は1枚200坪(694㎡)で、1つの稲架に水田1枚分の稲が架けられるように作りました。長さ10m、高さ4mで8段を縄で結わえたものです。

上の段に稲を架けるには、梯子の上で稲束を掴む人と下から稲束を放り上げる人の呼吸が大切です。上はお父さんで下はお母さんが担当することが一般的です。2人の呼吸から夫婦関係が分かってしまいます。

投稿者プロフィール

- 能登移住プランナー
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中能登町久江区在住。元自治体職員、元議員。
まちの添乗員として観光振興、移住ほか神事の復活などオールマイティに活動しています。
また、中能登町移住定住促進協議会アドバイザーとして、地区(東馬場地区)の手引き書「ばんばの手引き」の作成を手掛けています。
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