毎年7月5日の夏越しの大祓い

中能登町の久江にある久氐比古(くてひこ)神社は、久延毘古神(くえびこのかみ)を主祭神にする日本で唯一の神社です。
延毘古神とは、古事記に登場する案山子(かかし)です。

毎年7月5日の夏越しの大祓いには、氏子達が案山子を作り、案山子への降神の神事をします。

その後、案山子は、水田や畑に建てられます。12月2日の新嘗祭で神社に戻され、翌年1月の左義長でお焚きあげされます。また、夏越しの大祓いでは、氏子達が作った茅輪をくぐります。氏子以外の人と案山子や茅輪を一緒に作ることもできます。
コロナが終息した来年からは参加できます。

なお、久氐比古神社は、 延喜式神名帳(927年)に登載された由緒ある神社です。

投稿者プロフィール

大湯 章吉
大湯 章吉能登移住プランナー
中能登町久江区在住。元自治体職員、元議員。
まちの添乗員として観光振興、移住ほか神事の復活などオールマイティに活動しています。
また、中能登町移住定住促進協議会アドバイザーとして、地区(東馬場地区)の手引き書「ばんばの手引き」の作成を手掛けています。