子育て世帯が移住をする際に確認するべきポイントについて解説!

自然に囲まれた環境で子どもをのびのび育てたいと考えている方におすすめなのが、地方への移住です。
ですが、子どもを連れての移住となると、大人だけの移住とは環境が変わり、注意しなければならないポイントも違います。

そこで、移住を考えている子育て世帯のために、確認しておくべきポイントについて紹介します。この記事を読むことによって注意点と移住のメリット、デメリットなどがわかるので、参考にしてみてください。

子育て世帯の移住が注目される理由

近年、子育て世帯から注目されているのが、地方への移住です。
ですが、地方は都会に比べて生活しにくいのではないかと感じている方もいるのではないでしょうか。
移住が注目される理由として、以下のようなものが挙げられます。

待機児童の問題

都市部では待機児童が多く、なかなか子どもを預けられません。一方、移住先によっては待機児童の心配がほとんどなく、安心して預けられる地域も多いです。
子どもが生まれてある程度落ち着いたら共働きをしたいと検討していたものの、保育所などに預けられないために困っているという方が地方移住を検討するというケースはよく見られます。

子育てしやすい環境を望んでいる

都心は人が多いこともあり、子どもが窮屈な思いをしてしまうことがあり、ちょっとお出かけするだけでも満員電車に揺られなければならないケースも多いです。
ですが、田舎や地方であれば、ゆったりと過ごしやすく、子どもものびのびと過ごせそうとの理由から地方への移住が注目されています。
また、都心などでは近隣との関係が希薄になってしまうことが多いですが、地方では積極的に子育てをサポートしてくれる方も多く、頼りになるでしょう。

価値観が変化している

一時期は高水準の教育を受けさせることを重視していた方が多くいましたが、近年は価値観が変化しているようです。
自然の中で子どもを育てたい、自身もストレスを感じることが少ない環境で仕事をしたいなどの理由から子育て世代を中心とした地方希望が高まっています。

子育て世帯が移住するメリット

移住することによって、都市部とは異なるさまざまなメリットがあります。子育てする際に感じる代表的なメリットは、以下の通りです。

  • 自然が多い環境でのびのびと子育てできる
  • 待機児童の数が少ない
  • 子供の泣き声や足音をそれほど心配しなくていい
  • 安く大きい家に住めることがある

地方への移住で都心などに住んでいる方が抱えやすい悩みを解決できる可能性があります。

地方への移住ならではのメリットが多い

都市で暮らしている場合、子育てをするにあたり、なにかと大変な思いをすることがあります。

例えば、アパートやマンション暮らしだと子どもの足音や泣き声に苦情がくることも多いです。その点、地方へ移住すれば都市部と同じ家賃でも一軒家を借りやすいメリットがあり、そうした問題を気にせず生活することが出来ます。また、隣の家と距離があり、生活音を気にすることなく過ごせる地域もあります。
騒音を気にしすぎるとちょっとした音を出しただけで子どもを注意してしまうことがありますが、そういったこともなくなり、よりのびのびとした環境で子育てを行うことができます。

それから、都市部だと小さな公園にたくさんの子どもが集まってしまうこともありますが、地方なら大自然の中でのびのびと遊ばせられるのもメリットです。
また、待機児童がいない地域であればすぐにでも子どもを預けて共働きに出られるメリットもあります。

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子育て世帯が移住するデメリット

反面、子育て世帯の移住にはデメリットもあります。
特に代表的なデメリットとして挙げられるのは、以下の5つです。

  • 電車やバスなど交通が不便なことがある
  • 近所づきあいが求められる
  • 都心に比べ求人が少ない
  • 遊べるスポットが限られる
  • 教育水準が低下する可能性がある

それぞれのライフスタイルなどによってもデメリットと感じる部分が変わってきます。

自分にとって何が大きなデメリットになるか確認しましょう

地方では自然に触れながらゆったりと過ごせる一方、アクセスが不便で求人も少ないです。
場合によっては、自宅から遠いところにマイカーで働きに出掛けなければならない可能性もあります。共働きしやすいと考えて地方に移住した方にとっては大きなデメリットになるといえるでしょう。
出かけられるスポットも少なく、退屈さを感じる方もいるようです。また、塾や習い事といった教育機関が少なく、教育水準低下の恐れもあります。

ただ、地方によっては教育水準低下を防ぐ取り組みを行っています。
例えば、石川県羽咋市ではデジタル教育を活用した「羽咋方式」を取り入れました。
羽咋市がある石川県自体全国学力テストではトップクラスの水準ですが、羽咋市はその中でも上位に位置し、全国的にみて高い学力水準を誇ります。こういった取り組みを行っている地方もあるため、むしろ整備された教育環境の中で、より勉学に専念できる可能性もあります。

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子育て世帯が移住時に確認するべきポイント

移住後に安心して子育てを行っていくためには、特に注意して確認しておきたいポイントが3つあります。中でも、アクセス方法と医療機関の数、子育て関連のサポートについてはよくチェックしておきましょう。
ここからは、上記3点についてそれぞれ解説します。

移住先のアクセス方法

田舎の場合、周辺に普段利用できるような施設が少なく、何をするにも車が必要になることがあります。電車やバスなどでアクセスしやすい環境にあるのなら良いのですが、そうでない場合は公共交通機関以外の移動方法について考えておかなければなりません。

都心だと車がなくても生活できたり、夫婦でも一台で済んだりしますが、地方に移住して共働きをするとなるとそれぞれ車が必要になることもあります。
また、日用品や食材を購入できるお店がどこにあるのか、そこまでどのような方法でアクセスするのかについても移住前に検討しておいたほうが良いです。

一概に車の使用頻度が増えるといっても、車の運転が好きな方であればそれほど大きなデメリットにはならないかもしれませんが、ガソリン代がかかりやすくなる点については注意が必要です。

医療機関の数

地方は都市部と比較して医療機関が少ない傾向があります。特に小さな子どもは急に熱を出したり体調を崩してしまったりすることがありますし、予測できないようなケガをしてしまうことも珍しくありません。
こういったトラブルが発生した際に、すぐに診てくれるような医療機関が近くにあるか確認しておきましょう。

小さな病院で診てもらうのが難しいまれな病気を抱えている子どもがいる場合、地方の医療機関では対応できない可能性がありますので、どの程度離れた病院に通うことになるのか必ず確認しておきましょう。

子育て世帯へのサポートの有無

地方によっては、積極的に子育て世帯が移住を検討できるように、さまざまなサポート制度を整えているところがあります。
サポート制度が整っている地域のほうが子育てしやすいので、自分が移住を検討している地域ではどのようなサポートが用意されているのか確認しておきましょう。

サポートの豊富さから移住先を考えたいといった方にぜひチェックして欲しいのが、石川県能登地域です。実際に、羽咋市・七尾市・中能登町では、子育て世帯に向けた各種サポートや支援を用意しています。
例えば、児童手当制度のほか、ひとり親家庭を対象に通院・入院医療費を助成するひとり親家庭等医療費助成制度や、児童扶養手当制度があります。
他にも子育てに関する教室や相談窓口が充実している点も見逃せません。子どもの健康相談ができるほか、離乳食教室、各種健康・育児相談、子育て家庭を応援するファミリー・サポート・センターなどが用意されています。

地方に移住するとなると「これまで助けてくれていた周りの方からのサポートが受けられなくなってしまう」と心配している方も多いはずです。
そういった方は、地域で子育てをサポートするような体制を整えている地域への移住について検討してみると良いでしょう。

なお、各種サポートの中には自分で理解していなければ活用できないものもあるので、どういったものがあるのかよく調べておくのと、不明な点・聞きたい内容等がある場合は該当地域の自治体の相談窓口を活用するのがおすすめです。

移住へ不安を感じる方は自治体に相談

移住を検討している子育て世帯が確認しておきたいポイントや、移住のメリット、デメリットについて紹介しました。自分たちに移住が向いているのかよく確認したうえで検討することをおすすめします。

子育てをしながらの移住に不安を感じている方は、まずは自治体に相談してみてはいかがでしょうか。
能登地域(七尾市・中能登町・羽咋市)への移住をサポートしているのと住。では、移住プランナーが随時相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。